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vol.5 碗の考察

2021年6月1日〜4日まで愛知国際展示場Aichi Sky Expoの屋外特設会場で開催された「C’est bon! CHITA」〜知多半島の地産食材を使ったレストランで提供した「碗」についての考察(リーフレットより一部抜粋)。

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碗について

古くは数千年前にまで遡り、日本の器の原点ともいえる「碗」。

米飯に代表される粒食圏だけに共通する習俗で、

日本はお膳文化のため器を手に持つ作法だったことも重なり、

手にすっとおさまる半球形が確立されていきました。

覗き込むと内に広がる空間とそこにある密度、

手に取ると分かる行き届いた意識と質量、

作り手と使い手が交差する宇宙がそこにはあります。